友引について
2019年09月22日
搬送の依頼があり、早朝お迎えに行きました。
ご挨拶と故人様をお連れする準備が出来たとき、霊安室でご遺族よりこんな言葉がありました。
「明日は友引だから、明日が通夜よね?」と。
霊安室でまもなく出発の時でしたのでこの質問には端的にしかこたえられなかったのですが、この様な疑問は多いかと思いますのでお答え致します。
まず友引の由来ですが言葉の発端は中国
中国の占いでは六曜(先勝・大安などカレンダーに記載ある言葉)を使っており「友引」は元々「共引」という言葉でした。
意味は『全てにおいて決着の着かない日』
それがいつの間にか「共」が「友」に代わり字の印象から『葬儀の時に友人も連れていく』という意味合いになってしまったのです。
ですから本来は「友引」を気にする必要はないのですが、実際に年配の方で気にされる方は今も多いです。
そういった場合どうすればいいか。
①葬儀の日程を一日ずらす。
②故人様がお連れになる人形をお棺に入れる。(昔はわら人形を入れていましたが最近では普通の人形やなかにはヌイグルミを入れる方もいます)
③ご親戚の方などに、あらかじめ葬儀が友引になる事を説明しておく。
などの対応がよろしいかと思います。
祈花~のばな~ではこういった疑問などにも全てお答え致します。
少しでも気になる事があればお気軽にご連絡ください。