供花について

2021年07月19日

みなさんが葬儀式場などで参列の際に送った方の名前札を付けられたお花や果物などを見かけることがあると思います。

そのお花や果物などのことを「供花・供物」というのですが、ご自分がおくる立場になったとき、その種類や価格帯に幅があり選ぶ際に迷われる方も多いと思います。

◆供花(きょうか)・供物(くもつ)とは

お葬式の際にご遺族におくるものとして、お花、お供物などがあります。

・供花(きょうか)

葬儀の際に故人(遺族)におくるお花の総称です。

・供物(くもつ)

一般的に果物や食品など、お供え物(おそなえもの)のことを供物といいます。

◆供花・供物の意味は?

地域などによって供花や供物についての考え方は異なります。仏さまや故人のためにおくるという意味合いもあるのですが、現実的には遺族に対する弔意を表すために「贈る」という意味合いが大きいと考えられます。

供物を祭壇に配し、多くの供花が飾られることで会場全体が華やかになり、遺族の悲しみに寄り添う気持ちが伝わるのではないでしょうか。

◆供花・供物をおくるタイミング

「供花・供物」を依頼する注文先には「お通夜は○月○日○○時の開式で、○○家(または喪主の氏名)です。」と伝えます。

お通夜開始時刻の2時間以上前には届くように手配することが理想ですので、余裕をもって依頼しましょう。

◆供花・供物の選び方とマナー

スタンド生花でも問題ありませんが、祭壇近くに置かれるアレンジメントフラワーや供物をおすすめします。できれば大きいサイズを選ぶようにしましょう。

・知人や友人、会社関係の場合

一般的には会場横に並ぶ生花スタンドをおすすめします。一つの札に4~5名以上の個人名を連名にする場合、マナー違反とまではいきませんが、印象が良くありません。複数のお花の注文で分けて3~4名程度の連名にするか、グループ名で出すことをおすすめします。

◆おくる際のマナーや注意点

仏教の葬儀の場合、肉や魚など殺生を連想させる供物はNGです。

供花については、一部の宗派を除いてお花の色や種類にルールがあるわけではないので、ほぼ自由に選ぶことができます。

キリスト教では、教会によっては名前札がNGだったりと注文の際には注意が必要です。

神道では、近年では色の入ったお花(供花)が増えつつありますが、白色が基本です。

このように、供花・供物のマナーは宗教や宗派によって異なるため、宗旨や宗派を把握しているような近い親族の葬儀であれば問題ありませんが、遠い親族や知人の葬儀となると知らず知らずにマナー違反をしてしまう可能性もあります。

◆枕花(まくらばな)

供花の分類にはなりますが、おくるタイミングがお通夜に合わせてではなく、亡くなった直後の自宅や斎場でご安置されている故人の枕元に置くお花を枕花と呼びます。

◆まとめ

儀の際に故人(遺族)に対して葬儀を行う場所におくるものとして、供花・供物などがあります。

供花や供物は、仏さまや故人のためにおくる意味合いも強くありますが、現実的には遺族に対しての弔意の意味の方が強いといえます。

仏教やキリスト教、神道などの宗旨によってはマナー違反となる場合があります。宗旨や宗派を事前に知る事ができない場合など、葬儀式場に直接注文すると安心です。

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