社交ダンスミュージックでのお別れ
2021年06月15日
先日、葬儀依頼を受け、当社の『お見送り直葬プラン』を受注いたしました。
指定の病院へ向かうとご家族は四名様待っており、どの方も目は充血し泣きはらされたのが分かりました。
その後、打ち合わせを始めるとご家族の想いの強さがひしひしと伝わってまいります。
現在福岡県はコロナ緊急事態宣言が出ており、遠方のご親戚の方なども呼べず『寂しい、何かしてあげたいと』おっしゃってました。
雑談もしながら色々と聞いていると、自宅の庭にすごく綺麗なツツジが咲いており故人様が大好きだったという事、
生前社交ダンスを嗜んでおり、病院のベッドの上でもダンスミュージックを聞いていた事が分かりました。
打ち合わせが終わり、喪主様にお声かけし、もしよろし故人様の大好きなダンスミュージックをかけてお別れ、出棺をしてみませんか?と提案してみました
『葬儀でそういう音楽をかけても良いのですか?』と質問をされましたが、そのご家族に合ったお別れが一番だと思います。
お棺内、お顔のあたりに、庭で一番綺麗に咲いていたツツジを飾り、
ダンスミュージックをかけお別れをすると、
皆様『あ、これよく聞いていた曲だ』『最後に聞けて良かったね』等と雑談にも花が咲きました。
少しでもご家族の気持ちに寄り添い、提案が出来る
祈花スタッフはそうありたいと日々精進しています。
お別れに決まった形はありません。