自分の家の宗派が分からない時は

2022年05月31日

家族が病院などで亡くなった場合には、ご遺族は私たち葬儀社へ連絡を行い、ご遺体のお迎えと、その後のご安置が必要です。

ご遺族からご連絡をいただいた際に私たちは、お迎えに伺う場所や故人様のお名前等々を伺いますが、その中でも宗教・宗派も必要となる為、併せてお聞きします。

ご遺族は慌てているという事もありますが、宗派が分からないご家族様は多いです。

・宗派(しゅうは)とは

ひとつの宗教(宗旨)の中で別れて派生したものをいいます。例えば宗旨を仏教としたときに宗派は、浄土真宗や曹洞宗などをさします。

・宗派によって異なる枕飾り

亡くなった場所からご安置場所に移動します。仏教の場合では線香ろうそくなどを置いた「枕飾り」を設置します。実はこの枕飾りは宗派によって使用するものが変わってくるのです。

・ご安置後には枕経(まくらきょう)をあげてもらいます

亡くなったあとには、枕経があります。

寺院とお付き合いがあったり、いつもお参りで自宅に来ていただいたりする僧侶がいる場合は、その菩提寺に連絡することで枕経に来ていただき、その後のお葬式の依頼も兼ねます。

一方、仏教徒の場合でお付き合いのある寺院が無い場合には、新たに葬儀を依頼する寺院にお願いする必要があります。各寺院にはそれぞれの宗派があり、この時に宗派がわからなければ寺院を選ぶことができず、依頼することができないのです。

◆寺院名と宗派は事前に確認を

家族が亡くなりご安置が済み次第、枕経や葬儀日程、火葬時間などの最終決定は寺院が行う為、寺院に連絡する必要があります。

・寺院とのお付き合いが「ある場合」

いつも自宅に来ていただいているなど、お付き合いのある寺院がある場合では、

・寺院の名称
・宗派
・電話番号

寺院に訪ねても決してして失礼ではありませんので、以上の事は最低限確認しておくようにいたしましょう。

◆寺院とのお付き合いが「無い場合」の宗派の調べ方

ご自分の家の寺院や宗派を調べる際の目安として「仏壇」があるか無いかで分けて考えてみましょう。

・自宅に仏壇がある場合

過去に寺院とのお付き合いがあったはずです。
このような場合では、できる限り過去にお付き合いがあった寺院をおすすめします。

仏壇の引き出しや周辺に寺院名の書いた書類やカレンダーなどがあるかもしれませんので探してみるとよいでしょう。

仏壇中央には「本尊」が必ずあります。本尊は宗派によって異なる為、ある程度宗派の特定が可能となります。

寺院名がわかれば、電話連絡を行い寺院に直接宗派を聞くと確実です。

・自宅に仏壇がない場合

親族がいて、寺院とのお付き合いがあれば、その寺院の名称、場所や連絡先を確認しておきましょう。

親族がお付き合いしている寺院が遠方の場合は、そのお寺から自宅近くの同じ宗派の寺院を紹介していただくか、または正確な宗派を確認のうえ、ご自分で寺院を探す方法もあります。

また祈花では、宗派をお知らせいただくことで、寺院に関するご相談やお手配も可能な場合がありますのでお尋ねください。

◆不幸がおきる前に宗派は調べておきましょう

宗派がわからない場合は父方の兄弟など親族にお聞きすることをご紹介しましたが、もし調べる前に家族が亡くなってしまい、それも深夜だった場合には親族に連絡がつかない事も考えられます。

万が一の時に慌てないように余裕をもって、事前に考えておくことをおすすめします。


※葬儀では絶対に宗教家(お寺様)を呼ばないといけないという決まりはありません。ご家族にあった葬儀を考えていきましょう。

福岡県北九州市小倉北区足立三丁目4番22号 093-482-3292
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