葬儀の打ち合わせと事前相談

2023年04月20日

お葬式を行う際の打ち合わせでは、短時間で多くの事柄を決める必要がありますが、何もわからない状態でゼロから検討するとなると時間がかかりますし、悲しみ深い状況にあるご家族にとって大きな負担となってしまいます。

お葬式の打ち合わせ内容や、事前に準備しておくと良いこと等についてご紹介します。


一般的な葬儀打ち合わせ内容

参列される方の人数

葬儀に参列する人数や宿泊する人数を確認します。

参列者の人数によって適する式場の広さは異なり、適正人数を超える人が参列してしまうと、参列者の方々が不便な思いをされることもありますので、おおよその人数を予想しておく必要があります。

式場に宿泊する場合は寝具の準備もあるため、宿泊人数についても確認します。

葬儀形式

参列人数を確認すると同時に葬儀形式を決定します。一般的に葬儀は以下の形式に大別されます。

・一般葬

家族・親族・友人・知人・仕事関係者などが参列する、古くから行われている葬儀形式です。


・家族葬

家族・親族など故人と近しい関係の方が参列する小規模なお葬式です。


・直葬・火葬式

セレモニーや宗教儀礼を行わず、火葬のみを行うお葬式です。


一般葬は参列者が多いため、香典返しや会場使用料等が比較的高額となる傾向にありますが、葬儀後に自宅弔問を受ける数は少ないため、交友関係が広かった方等に向いている形式といえるでしょう。

一般葬と比べて小規模なお葬式となる家族葬は、参列者への対応が減るため故人様とゆっくり過ごすことができる葬儀形式です。ですが葬儀当日にお参りできなかった方が後日自宅弔問されることが少なくないので、交友関係が広かった方は個別対応が多くなり、かえって負担になる場合があります。

直葬・火葬式では祭壇を使わず、香典返しや通夜振る舞いの用意も必要ないため、一般葬や家族葬に比べて費用を抑える事が出来ます。最近ではコロナの影響もあり、こちらの葬儀形式を選ばれる方も増えてきました。


日程

ご遺族のご都合や葬儀式場の空き状況、僧侶等宗教者のご予定、火葬場の空き状況をすり合わせて日時を決定します。

宗教

仏式、神式、キリスト教式など、お葬式を行う宗教・宗派を確認します。

遺影写真

故人の写真や写真データをもとに遺影を作成します。遺影写真は引き伸ばして作成するため、なるべく顔が大きく写り、ピントがしっかり合ったものを選ぶと綺麗に仕上がります。

湯灌・納棺

ご遺体を清める「湯灌」オプションサービスとなっています。湯灌・納棺は、ご自宅安置であればご自宅で行い、式場安置であれば式場で行うことが一般的です。

葬儀プラン

祈花では、お預かり直葬プラン、お見送り直葬プラン、一日葬、一般葬の4種類のプランをご用意しています。打ち合わせの際にご家族にはどのプランが合っているかをよく話し合った上で決定していきます。

会葬品

会葬礼状・香典返し・引き物等、会葬品の種類や数量を決めます。香典返しや引き物には、のりやお茶など飲んだり食べたりするとなくなるものや、タオルなど消耗サイクルが早い「消え物」が適しています。

お食事

葬儀で用意するお食事は以下の通りですそれぞれ数量やメニューを決定します。

最近ではコロナの影響があり、料理を用意する事が少なくなりましたが、


通夜後の夕食

通夜式終了後に「通夜振る舞い」と呼ばれる会食を行います。親族のみが参加することが一般的です。


告別式当日の朝食

通夜式終了後、式場に宿泊する親族などには、告別式当日の朝食を用意します。


精進揚げ・忌中引き料理

還骨法要まで参列された方のお料理です。

以上が一般的な葬儀の打ち合わせ内容となります。続いて、事前に準備しておくと良いことをご紹介します。

事前に準備しておくこと

喪主を決める

喪主は一般的に、配偶者や子どもなど故人と関係性が深い方が務めます。事前準備の段階から喪主が中心となって、葬儀に関わる物事を決めていくことになります。

お声がけする範囲を検討する

一般葬であれば親族、友人、仕事関係者など幅広くお知らせして葬儀を行いますが、家族葬の場合は家族や親族のみを招いて葬儀を行うことが一般的です。どのような葬儀を行うか事前に検討してお声がけが必要な範囲を決めておくと、もしもの時に一から考える必要がなく、家族の負担が軽減します。

安置場所の確認

ご遺体は、逝去後24時間が経過してから火葬可能となるため、その間安置する場所が必要となります。ご自宅で安置することが可能かどうか確認し、難しければ式場安置(葬儀式場でご遺体を安置すること)を検討しましょう。

遺影写真を選ぶ

遺影写真は葬儀後もご自宅に飾る方が多いため、長く見続けることになりますが、葬儀が決まってから写真を探すとなると時間が短く、良い写真が見つけられない可能性もあります。顔が大きく写っていて、人柄が伝わる写真を事前に選んでおくことで、故人を偲ぶことができる良い遺影を作成することができます。

葬儀社を決める

式場の見学、事前相談の利用、見積り依頼などを行い、葬儀を依頼する葬儀社を決めておくと、万が一の時に迷うことなく連絡することができます。やり直すことができない大切なお別れの時間に後悔を残さないためにも、スタッフの対応や料金の目安などを知っておくことが大切です。

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